No.28 「台湾企業訪日団による商談交流会」

この度、中華民国三三企業交流会(以下、三三会)をはじめとする台湾企業訪日団が、東北地域の企業との交流を目的に、東北地域をはじめて訪問しました。

今回の訪日団は、三三会の理事長江丙坤氏(中国信託金融ホールディングス最高顧問)を団長とする31社約50名で構成され、台湾企業訪日団が東北地域の企業を招待するかたちで仙台(10/28)と盛岡(10/29)にて「企業交流懇親会」を開催し、(一社)東北経済連合会・東経連ビジネスセンター・東北観光推進機構が共催として協力しました。

三三会は、「産業構造の転換」と「経済成長」という課題に直面していた台湾経済において、課題の解決と、台湾企業の国際化、特に日本との関係強化にむけて経済界の積極的な関与と協力が必須との認識のもと、1999年に設立された団体であります。
会員企業には、台湾で百貨店・スーパーから金融・プロ野球まで幅広く事業を展開する統一グループや、仙台-台北便を運航する長栄(EVERGREEN)グループなどをはじめとする台湾の大手66の企業グループなどが参画しており、国内総生産の60%以上を占めております。

今回の交流会は、東北6県と新潟県から、仙台会場に75社(含団体等)約140名、盛岡会場には62社(含団体等)約130名もの方々が参加し、今後のビジネス連携に向けた交流・商談を活発に行いました。

なかでも、事前に事務局が配布した、台湾側・日本側双方の連携ニーズを記載した参加者リストをもちいて、交流・商談を行う相手をリストアップして交流会に参加する等、今後の連携や取引等に向けた積極的な商談が行われました。

◎参加企業の声
≪日本側≫
【東洋刃物株式会社 久保執行役員】(宮城県)
 台湾企業が東北に来訪し、交流する機会として、非常に有意義な場であった。
 事前に台日双方の参加者リストを共有し、商談相手を絞り込んで参加することができたことで、今後の営業活動において大変有益な情報を得ることができた。

【株式会社あさ開 菊池部長】(岩手県)
多くの台湾企業が盛岡を訪問した今回の交流会に参加したことは、大変いい機会であった。
 乾杯酒の提供と会場での試飲を通じて製品のPRを行い、台湾企業と商談する良いきっかけを頂いた。

【センコン物流株式会社 久保田社長】(宮城県)
 仙台空港から那覇空港をストックヤ-ドとした台湾向け食品の輸出を検討していたので、商談会は良いタイミングでした。

【はたけなか製麺株式会社 佐藤相談役】(宮城県)
 参加した台湾企業は機械関係が多く、食品関係が少なかったのが残念だったが、サンプル展示を通じて数社とコンタクトし、具体的な話もすることができた。
 日本法人のある企業もあり、今回の交流会をきっかけとして、今後、具体的な取引につなげるべく、取り組んでいきたい。

【株式会社ヤマトミ 千葉取締役営業部長】(宮城県)
 多くの台湾企業の方々が一堂に会する、なかなかないいい機会であった。試食を通じて自社の製品に関心を寄せた企業もあり、今後の取引につなげていきたい。



 【㈱ヤマトミの商品PR】


≪台湾側≫
【中国信託商業銀行 江最高顧問(訪日団団長)】
台北で急な用事ができてしまい、生憎仙台の懇親会には出席することが出来ませんでした。私は二日目の朝から訪日団に参加したのですが、岩手は私の小学校時代の恩師の故郷でもあり、私にとって大変懐かしい思い出深い場所でもありました。
29日は朝から中尊寺の観光、盛岡セイコー工業の見学、小岩井牧場、手作り村の観光と盛りだくさんの内容で、お天気にも恵まれ、大変素晴らしい1日でした。私たち訪日団にとりまして、初めての東北訪問でしたが、夜の企業交流懇親会には、本当にたくさんの地元企業の皆様にお越しいただき、また達増岩手県知事、谷藤盛岡市長にも歓迎のお言葉を賜り、みなさまの暖かさに感激いたしました。
この訪日をきっかけに東北の企業と台湾企業が協力し合い、共に中国や東南アジアの市場を目指すことができればうれしいと思っております。
私どもの受け入れにご尽力くださいましたみなさまに、心より感謝申し上げます。

 

【東経連ビジネスセンター宇部会長と訪日団の江団長】

【中国信託商業銀行 鄭顧問(訪日団副団長)】
思っていた以上に日本企業のみなさんが積極的に台湾企業と話をしてくれたことを大変うれしく思っています。東北のみなさんが台湾に対して興味を示してくださったことに心から感謝申し上げます。
お天気に恵まれ、中尊寺の観光もとても素晴らしかったです。
私は訪日団に参加することが決まりましてから、改めて松尾芭蕉の「奥の細道」を読みましたので、感慨もひとしおでした。
芭蕉が中尊寺まで旅をした頃は、長い時間がかかり、命がけだったと思いますが、今は台湾からこんなに気軽に世界遺産を観光することができ、文明のありがたさを感じました。
私は今回の訪問はあくまでも交流のスタートだと思っております。これをきっかけに、仙台や岩手のみなさまが台湾に関心を持っていただければうれしいです。日本側で私たちの受け入れに努力してくださった皆さまに改めてお礼申し上げます。

 

【鄭副団長と東経連ビジネスセンター宇部会長】

【同順精密(股)公司 吳仲修 總經理】
東北での日本企業は特に弊社と同じ産業は少なかったが、農業、水産関係の日本企業と交流して、戻って台湾の知り合いに紹介するなど、今はいい方向に向かいそうです。



東経連では、今回の企業交流懇親会をきっかけとして、三三会をはじめとする訪日団との連携を深め、東北地域と台湾との結びつきの強化に取り組んで参ります。

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